草摘んで食えばいいのだ、それでいいのだ!

イベント

山野草のバカボン(福永重孝さん)と歩いてあじわう奥伊吹の恵み

2021年秋、一昨年の春からあたためすぎた企画をようやく開催できました!
ワークショップの告知後、なんと3時間で満員御礼、キャンセル待ちの人気でした。
バカボンさんは毎日京都の山へ入り、京都のお料理屋さん(和食洋食ほかいろんな国のお食事に)、八百屋さん、和菓子屋さん、パン屋さんなど、たくさんのお店へ、求めに応じて新鮮な山野草、お花、木の実など、休みなくお届けされています。
バカボン流生花もお得意で、あちこちのお店に飾られています。

そんなお忙しい日々のなか、はるばる甲津原までお越しくださいました。

ようこそ甲津原へ!

はじめに、あらかじめ準備してきてくださった山野草をペタペタと紙に貼り、名前を書き入れ、実物の山野草図を作成。
身近にありよく知られている野草から、甲津原ではこの時期見かけない野草までさまざま、ひとつひとつ説明してくださいました。もちろんすべて食べられます。

ワークショップを開催すると、何度も同じ草花の名前を聞かれるため、「これを見てくださいね〜」というために作られているそうです!

あれもおいしい、これもおいしい

次に、湧水ゆたかな甲津原、薬膳料理よもぎさんのお店のまわりを散策しました。
「これは〇〇〇、あれは〇〇〇」と次々に教えてくださいます。

みんなでキュウリグサを口にして「きゅうりだ!」となったり、目に見える範囲だけで数種類の野草があり、説明してくださるため、散策というほど歩けませんでしたが、中身が濃いのでそれもまたよしです。

のちのち活用したいので覚えたいところですが、あまりに種類が多くて、なかなか覚えられません…
これは山野草図が役に立ちますね!

バカボンさんは、同じ食材でも、その時期にベストな状態の山野草や木の実をベストな場所で収穫し、お店へお渡しされるそうです。

驚きのかけ合わせと旨味

バカボンさんのイベントでは、和ハーブである山野草、草花を調理して、みんなでいただくことも大きな魅力、実はこれも今回の大きな目的でした!

みんなで野草のお掃除、枯れた葉や違う草を取りのぞき、水で洗ったり、ちぎったり、盛りつけたり…
バカボンさんから指示をいただき、調理がすすみ、お料理がずらりとならびました。

最後の盛り付けにも贅沢に草花をつかって、机いっぱい野の色が鮮やかにひろがり、みなさん大喜び。
次々と大胆に味つけ、工夫される姿を近くで見させていただき、勉強になりました。

メニュー

1   緑のピザ
(葛の花の酵母をおこし、野草を練り込んだ生地、クレソンソース)
2   サンマの野草石焼ご飯
(フライパンに石を置いて、その上に野草を敷きつめサンマを置き、さらに野草で挟みます)
3   しば漬けと栗のクリームパスタ
(甲津原の栗も入れて、大原の柴漬けと栗がめぐりあいました)
4   ミョウガのスダチ甘酢
5   山野草出汁の中華スープ
(素朴だけど山野草のしっかりした存在、栄養満点スープ)
6   バナナのエゴマ包みのフリッター
(ホクホクで文句なしのおいしさです)
7   カボチャとジャガイモのサラダ
8   草団子(あんこで)
(すり鉢で2種の生地をつくり、蒸した手のこんだお団子です)
9   マコモ、ジュズダマ、クマザサ、イナホ、ネコジャラシの野草茶
(稲系からはすごい出汁が出ることが判明)
10   ジンジャーリリーミルクティー
(ジンジャーリリーの濃く甘い香りがミルクにうつります)

野草づくしのランチタイム

食材となった野草や花を丁寧にあじわい、食事を楽しみました。
山野草を普段からお店のメニューに取り入れているよもぎの上野さんは、
「野草が本当に美味しくて、野菜だった」とふりかえられてました。

自然に触れて、学びながら手を動かした1日。
無事に開催することができて、とても嬉しかったです。

バカボンさん、奥さま、参加者のみなさん、本当にありがとうございました。
これからも身近な季節の山野草を調べながら、いろいろ活用してゆきたいです!

めっちゃ美味しかったです〜!

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