奥伊吹の秋ヨモギでヨモギオイルとバームづくり

日々
昨年はさまざまな効能があり、食材としてのヨモギを記事にしました。
ヨモギは体をあたため、止血、浄血作用や造血作用があり、とくに女性には欠かないハーブの女王です。
わたしはお茶としてよくいただきますが、今年は気になっていたオイルとバームをつくりました。

すり傷、切り傷には、チンキよりもオイルやバームのほうがつかいやすそうと感じたので、秋ヨモギの蕾がふくらむころ、「山の薬膳ごはん よもぎ」の上野さんに教えていただきました。

もうすぐ花が咲く前、ぷつぷつとふくらむヨモギの蕾は、とてもかおりだかく、効能もたかまるそうです。

なによりみんなでつくると楽しい!
若いヨモギの葉も混ぜてつくりました。

つくりかた


① 奥伊吹のヨモギを手摘み、洗い、軽く干します
② 乾いたら刻んで計量(200g)、オイル(400g)とともに土鍋へ入れます
③ 火力はごく弱火で30〜40分じっくり煮ます(素揚げにならないよう気をつけます)
④ 熱いうちにザルやさらして漉して瓶に入れます
⑤ なんともふかいヨモギ色に香りのオイルが完成!
⑥ バームは完成したオイルにミツロウを入れてとかします

ヨモギを知るほどに

沖縄では、在来ヨモギのことを「フーチバー」とよびます。
ゆたかな栄養成分、鉄分、食物繊維が豊富にふくまれていて、「仙人草」や「万病の薬」とも言われます。食材として、沖縄そば、炊きこみご飯、雑炊、山羊汁などにつかわれ、臭み消しや薬味にもなります。

 

北海道に生えているのはオオヨモギ、エゾヨモギ、アイヌ語では「ノヤ」とよびます。
『アイヌの民具』(萱野茂, 1978) を読むと、アイヌでは、ヨモギは地球上で一番はじめに生えた植物で、どんな魔物でもヨモギでつくった刀や槍で切られたり突かれたりすると、生き返れないと信じられてきたそうです。

<ヨモギでつくられる神さま>

・ヨモギ神(ノヤイモシ)
天然痘など伝染病がはやるとつくられるヨモギの人形(茎で人型にする)。
疫病神を追い払うためにつかわれる。
・ヨモギの清め草(ポタラタクサ)
よもぎを束ねてつくり、病人がでたときに取り憑いている魔物、邪気を払い清めるためにつかわれる。

今の世にぴったりの神さまです。

美味しい万能薬

もぐさ、薬草、入浴剤として、お茶や栄養価の高い食べものとして、魔除けとして、美味しいうえに万能すぎて、知るほどに気になります。

なんといっても北から南までどこにでも生えていて、誰でも知っているとても身近な野草、かつアイヌの人々には大切な神さまでもあります。

土地土地で長い年月をかけて活用されてきたヨモギ。
人と自然がいまより近くにあり、先人の体験のつみかさねがあってこそですね。
里山に自生するヨモギの力強さで、からだが健やかになればと思います。

コメント

  1. 小林正美 より:

    素晴らしい活動です。是非とも広めてください。