山椒の花や葉でつくる「山椒鍋」。
昨年、白洲正子さんがお気に入りだったと知り、興味をもってつくりはじめました。
料理上手の友人に聞くと「樹木鍋」という名前で、以前からつくっていたそうです。
「まさに今の時期、モクモクしてる樹々の生命力を食べる感じでしょ」と言われ、納得。
樹々も季節も風土も、ありがたくそのままいただく感じなので、ぴったりな名前です。
甲津原には山椒の木がたくさん植えられています。
(各家で大切にされている木なので、みなさんとらないでくださいね)
そして不思議なことに、山椒の葉や実は、木によって風味や食感がちがいます。
家のまわりの6本ほどの木を食べくらべると、はっきりとちがいがわかります。
なぜでしょう? 加齢なのか? 謎です。
先日、料理上手の友人に、風味がイチオシの木から朝摘み山椒を送りました。
すると、すぐに「樹木鍋」をつくってくれて、伊吹の山椒だから「伊吹鍋」だねと名付けてくれました。
さらに翌日は、お鍋のスープに牛乳とキノコをくわえ、スパイシーミルクスープにアレンジしたそうです。
楽しんでお料理してくれて、嬉しいです!
我が家は翌日のお昼に麺を入れ、追山椒、ごま油をかけてラーメンにしました。
雌の木の花や葉は、木の芽、お鍋、サラダ、焼きそば、なんにでも、摘みたてをバサ〜ッ美味しい!
花山椒は佃煮もいいよとすすめられつくると、ごはんのおともにぴったりです。
雄の木の実はちりめん山椒、塩漬け、醤油漬けや粉山椒に。
季節の山のめぐみの活用は本当に楽しいですね、住んでみて知ったことがたくさんあります。
アレンジを考えることもまた楽しい、芽吹き、新緑、とてもきれいでいやされます。
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