甲津原の自然

甲津原とは

いのちあふれる自然とのつながり
季節のうつろいとともにある暮らし

やわらかい陽がさし、春の気配を感じはじめると、自然には新しい息吹が満ちています。
山裾では山菜が顔をだし、よもぎや山椒が新芽をのばし、山には鮮やかな新緑がもこもことひろがり、青い空に映えます。
しだれ桜の花が散りおわるころ、いよいよ田植えがはじまります。
やがて緑も濃く深まってゆき、谷沿いでは咲きかわる木々の花を楽しめます。



やがて空は高くなり、陽がジリジリさしはじめます。
夏の陽をあびた稲はぐんぐん成長し、畑の夏野菜も勢いよく育ちます。
子たちは姉川源流で川遊び、クーラーのない暮らしはまさに避暑地。
心地よい風のなか、満点の星空をゆったりながめていると、心が開放されます。
暑さがやわらぎはじめると、平家ホタルが舞いはじめ、夏の終わりを知らせてくれます。


暑さがおさまると、豊かな実りであふれる奥伊吹の山。
ミョウガ、バイ、トチ、クルミ、栗、銀杏、柿…
まさに季節を噛みしめるとき。
木の実にはそれぞれ野生的な美味しさ、力強さがあり驚きます。
お山の色は見惚れてしまう秋色のパッチワーク、緑、赤、黄、茶、オレンジ…
日ごとに色がまざりあい、深まり、冬はもうそこまできています。







虫たちは冬ごもり、白くしんと静まりかえる冬。
雪におおわれた奥伊吹の雪景色はここでしか見ることができません。
これがまた最高です。
もちろん雪遊びもぞんぶんに楽しめます。
そして積もる雪が、またあらたな芽吹きをむかえる力をはぐくみます。



コメント

  1. Iso より:

    素敵な、いい写真ですね。
    冬景色は、子どもの頃を思い出します。