活動報告01

レポート

2019年3月31日(日)
京都芸術センターにてトークゲストとして参加 → 詳細はこちら

京都芸術センターで開催中されていた展覧会『逡巡の風景』の関連イベント、「山の手仕事(ハーブティーの製作)」のトークイベントに、甲津原アーカイ部の代表、鈴木がゲストとしてトークに参加しました。
私は甲津原に住みはじめてまだ1年、昔の冬の手仕事がどのようなものだったか、事前に漬物加工部のお母さんたちにおたずねして出かけました。

『逡巡の風景』展では、展示作品のひとつに、京都府左京区大見村(現在は大見町)についての作品がありました。
大見村は甲津原と同じ豪雪地帯で、古くから炭焼きがさかんでしたが、エネルギー革命や不便な立地から、約45年前に集団離村となりました。
そこへ「先祖の守ってきた美しい土地を、もう一度、人の集まる新村としてよみがえらせたい」と子孫である、藤井さんがおひとりで村にもどられて、住民となり、生活をされています。

そして、2012年に立ち上がった「大見新村プロジェクト」。
藤井さんとともにさまざまなメンバーがあつまり、勉強会や意見交換をかさね、なにをどうしてゆくのかを考えながら都市と大見をくりかえし行き来し、活動されています。
展示では、実際におこなっている活動の内容をみることができました。
コンポストトイレの建設からはじまり、畑づくり、野菜やハーブを栽培し販売、加工をおこなったり、麦を育ててパンを焼いたり、神社や家の改修や新しいお祭りを企画して開催したり、継続してゆくことの厳しさを感じさせながらも、ますます元気に活動されています。
今回は、大見新村プロジェクトメンバーの河本順子さんがトークイベントを企画、進行してくださいました。
大見新村プロジェクト代表の藤井さんと、かつての村の暮らしを想像しながら、大見村と甲津原を比較したり、甲津原の冬の手仕事や暮らしについても紹介しつつお話をさせていただきました。
大見村と甲津原は生業も似ているところが多く、とても親しみを感じました。
ぜひ一度、訪れてみたいなと思います。

大見新村プロジェクトの活動内容が随時更新されています → FBページ

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